8 議事の
経過概要 別紙のとおり
議事の
経過概要
開会宣告 13時00分
1
新型コロナウイルス感染症への
対応について
(1)
当局説明 大岡健康医療福祉部次長、
吉田防災危機管理局副局長、
三井ワクチン接種推進室長
(2)質疑、
意見等
◆
大橋通伸 委員 4点伺います。まず、
資料1-1の31ページの「
④感染状況に応じた
保健所への
応援体制の構築」については、第5波の経験を生かして
対応されると思いますが、予防的に
感染拡大を見越して配置するのか、追いかけてその都度という
考え方なのかをお聞かせください。
2点目に、
資料には触れられていませんが、
沖縄県等では
医療従事者が
感染して
医療が施せない
状況の中で、入院や療養の期間を緩和するという話が報道で流れていますけれども、
滋賀県としての
考え方をお聞かせください。
3点目に
資料1-2の最後のページにある
PCR等検査無料化事業について、私は長浜市選出ですけれども、北のエリアが少し薄い感じがします。努力をされている現状をお聞かせください。
最後に
ワクチンについてです。
エッセンシャルワーカーへの言及がありませんが、
ごみ収集の方やタクシーの
運転手などについての
考え方を教えてください。
◎大岡
健康医療福祉部次長 1点目の
保健所への
応援体制についてです。
委員が御
指摘のとおり、今回は第5波の教訓も生かしながら
応援体制に入っています。
先ほども触れさせていただきましたが、6つの
保健所に本日現在、
健康医療福祉部の
職員が30名応援に入っているのに加えて、近江八幡市や
東近江市の
職員なども応援の
体制を取っています。基本的には後追いではなく、今後の
感染も見越した上で
応援体制に入っているという
状況です。
◎切手
医療政策課長 2点目についてですが、現在、本県におきまして
医療体制や入院、
療養期間等の短縮については検討しておりません。
◎吉田
防災危機管理局副局長
PCR検査等無料化事業についてですけれども、
委員が御
指摘のように、現在、長浜市や彦根市などが手薄な状態です。
事業者に手を挙げてやっていただかないと仕方がないのですが、現在、
滋賀県の場合は
ウエルシアが中心になって手を挙げていただいています。それ以外にも大手のドラッグストアの
チェーン等に働きかけまして、現在手薄になっているところに一日も早く、1か所でも2か所でも増やしていきたいということで話をしている
状況ですので、いましばらくお待ちいただければと思います。
◎
三井 ワクチン接種推進室長 エッセンシャルワーカーへの
ワクチン接種の
考え方についてです。3回
目接種は、2回
目接種から何か月経過したかという
考え方の中で進められています。例えば大
規模接種会場では、最初に
警察官、教
職員、
消防関係職員等からスタートし、続いて
エッセンシャルワーカー、
一般県民と
接種を進めてまいりましたので、今回もその順での
接種になると考えているところです。
◎角野
健康医療福祉部理事 2点目の
医療従事者が
感染した場合についてですけれども、
沖縄県では
濃厚接触者になった場合、隔離するのではなくて、
毎日検査をすることで
従事が可能とすることで、何とか
医療従事者を確保しようとしています。
現在、本県はそこまでの
状況にはなっていませんが、今後、
十分可能性がありますので、そうした場合には、国と協議する中でそのような
対応をとることも考えております。
◆
大橋通伸 委員 頼もしい答弁をいただいたのでうれしく思います。1点目について、現在、
積極的疫学調査は滞りなく行われているのでしょうか。
◎角野
健康医療福祉部理事 増員することによって今のところは何とか
対応しておりますけれども、今後、さらに急速に
感染が
拡大すれば、その日のうちに十分にできるかと言うと、非常に微妙だと思っています。
◆
黄野瀬明子 委員 4点お伺いします。1点目は、12月以降の
感染者数のうち、
オミクロン株に置き換わった数がどれぐらいなのかお尋ねします。
資料1-1の15ページに、
ゲノム解析をした件数のうち
オミクロン株だったのは122件中16件とありますが、全体としてはどれぐらいの割合なのか教えてください。
2点目に、
資料1-1の32ページに、
オミクロン株の
感染が確認された患者への
対応として、「
デルタ株等と同様、
症状等に応じて
療養先を決定する」とあります。病床の確保については第5波の経験を踏まえて拡充しますということでした。いろいろな苦労もあるとは思いますが、せっかく拡充していただいたのに、できるだけ入院を原則にするというところを、なぜ堅持しないのでしょうか。
資料1-1の30ページでは、40歳未満については、ほぼ無
症状であれば
自宅療養を認めるということを早々に決めておられますけれども、
オミクロン株の脅威がどのようなものか不明確なところもある中で、
感染された方ができるだけ入院できる
状況を作ることに努力していただくことが重要だと思いますが、いかがでしょうか。
3点目は、何より
感染を
拡大させないための
対策が、今は重要かと思います。年末に
ウエルシアをはじめとする薬局で、無
症状の
感染者を発見する
PCR検査を導入していただいきましたが、
大橋委員からもありましたように
体制がまだ整っていないところもあります。
先日も
検査キットが足りないという話を聞きましたので、県に対し、県や国が融通をきかせて
対策してほしいということを申してきましたが、
民間が
市場原理でやっているということで、何か壁があると感じています。薬局での
検査を進めていただくことを支援していただきながら、この急
拡大をどう食い止めるかという観点から、県独自でも
PCR検査センターを整備して大規模な
検査をしていくという
対策が要るのではないかと思います。その点の
考え方を伺います。
4点目に、
ワクチンの3回
目接種の時期についてです。国のほうでも3回目の
接種の時期については、
ワクチンの効果がその
あたりまで有効だという認識で2回目が終わってから8か月間空けてということでした。しかし、そこに
科学的根拠がないということが分かってきましたので、できるだけ
前倒しにしようということですけれども、原則8か月後というのをまだ変えておられません。一部
高齢者や
医療従事者については
前倒しとなりましたが、原則のところで7か月とか6か月ということを、県として進めるべきではないでしょうか。
◎
市川 健康医療福祉部長 1点目の
オミクロン株の数字についてですが、
資料1-1の15ページの数字が全てです。要するに、
ゲノム解析に出せるだけの
ウイルス量があるものは全部出しているということです。ただ、結果が出るのに少し時間がかかっていますので、今後少しずつ
データが出てくると思います。
それから、32ページの
病床確保については、国から方針が示されています。運用の仕方として、確かに
非常事態に備えた
医療体制を維持するという観点から臨時的な取扱いをしていますが、個別の事例に応じて必要な方にはこの基準に基づいて
医療の提供をさせていただいています。
◎吉田
防災危機管理局副局長
PCR等検査無料化事業についてですけれども、
委員が御
指摘のとおり、
検査キットが一時期不足していた部分につきましては、
事業者等にも確認しておりまして、今週から順次整ってきています。例えば来られる方の数によって、一時的にショートしてしまう部分がある
可能性もありますが、それも近隣の
店舗等から融通する
仕組みも作っていただいています。今後、潤沢に供給されてくるということですので、そこは大丈夫かと考えています。
そもそもこの
事業は、行政として必要な
検査をかけていくのとは別に、
県民が暮らしていく中での不安を、
検査をたくさんできる
状況を作ることで何とかカバーしていこうというものです。その中で、場合によっては
陽性の方がいる場合もあります。それはもちろんしっかりと
医療につないでいくということで、
陽性の方をあぶり出すための
検査というよりは、暮らしの中での不安を抑えていくための一つのアイテムとして、世の中に広げていきたいという形で導入された
仕組みと理解しています。
その中で、この
事業のスキームとしまして、
民間の
事業者に手を挙げていただき、その
事業者が
民間の流通の中で
検査キットを確保して
事業を実施していただくということが大前提になっています。この部分については引き続き、
検査キットが不足しないように各
事業者に頑張っていただくのと、新たに県内で
事業をしていただく方を増やしていくという形で
対応していきたいと考えています。
◎
三井 ワクチン接種推進室長 ワクチン接種の
前倒しについては、12月下旬に国との
担当者会議がありまして、今
前倒しで進めている、例えば
施設に入所している
高齢者等への
接種が済めば、地域の実情に応じて次の段階へ進めていっても構わないという
状況になっています。そうした中で、
接種する
ワクチンが確保できているのかどうかというのが、今後の課題になってくると思います。
あと、
市町の
接種体制がしっかり組めていくかどうかといった点について押さえながら、できるだけ速やかに進むように
市町と連携しながら県内の
接種も進めていきたいと考えています。
◆
黄野瀬明子 委員 順不同ですけれども、今の
ワクチンの
考え方については、
ワクチンの確保ができるのであればできるだけ
前倒しをするというお考えなのでしょうか。
医療従事者や
高齢者といった
重症化リスクの高い方のところに、
リスクがないようにしようという順番は分かりますけれども、一般の方に対してもできるだけ早く6か月とかいうことでやろうというお考えなのか、再度伺います。
もう1点、
先ほど防災危機管理局に答えていただいた
PCR等検査無料化事業についてです。不安だという方が無
症状であってもできる
検査ですけれども、
枠組みとして
陽性者をあぶり出すための
検査ではないというところが肝なのかなと思っています。
民間の薬局でやっていただくというのは、大いに進めていただきたいし、サポートしていただきたいと思うのですけれども、
感染を
拡大させないという意味では、
陽性者を早く見つけて、隔離をして、それ以上広げないという
考え方が必要だと思いますし、むしろこれは
健康医療福祉部でそういう
検査をしていくという立場に立たないといけないと思います。
民間の
市場原理を生かしてやっていくということはいいのですが、行政の
危機管理が行き届かないということをこの数週間で思いましたので、
健康医療福祉部として
PCR検査を拡充し、無
症状感染者を捉えるという観点での
検査の
必要性をどう考えておられるのか伺います。
◎
三井 ワクチン接種推進室長 一般の方への
前倒し接種についての
考え方です。
委員が御
指摘のとおり、まず
リスクの高い方から優先的に進めていくということになるかと思いますが、それが進めば次の方へと進めていくことが大事ということで、一昨日
内閣総理大臣も
記者会見の中でそういった
考え方を示されていました。具体的にどう
対応していくのかということが
厚生労働省から示されましたら、県、
市町で情報共有して、しっかり
対応できるようにしていきたいと考えております。
◎
市川 健康医療福祉部長 PCR等検査無料化事業に関する
健康医療福祉部としての
考え方についてですが、不安のある方への
対応として、
先ほど防災危機管理局から説明があったように
検査の
枠組みはできています。
オミクロン株については、我々も各
保健所に対して、
感染が確認されたときには広く
検査の
体制を取っていただくように頼んでいます。最近の傾向を見ていますと、
風邪症状のある方が受診・
相談センターに相談し、それを診療・
検査医療機関につないで、すぐ受診されて
陽性が確認される
ケースが大変多くなっています。
そういう意味では、
県民の中に
症状が気になる方が
医療機関を受けられる
ケースがかなり増えており、その
あたりが今回の
感染者数の素早い確認につながっているのではないかと評価しているところです。
もし多くの方を対象にしますと、莫大な無
症状検査に
対応する
体制を取らないといけませんので、我々としては診療・
検査医療機関を通じた
感染者の確認をしっかり行うことに加え、何度か説明させていただいている一斉
検査や
イベントベースサーベイランスの
検査で運用上うまくいってない点があれば、そこをしっかり改善して
対応してまいりたいと存じます。
◆
黄野瀬明子 委員 今までよりも幅広く
検査をしていただいているという話ですけれども、例えば先日も学校で
クラスターが発生しました。そのときに迅速に把握するという観点での
クラス全員の
検査をやられたのかということや、定期的な一斉
検査をこれまでどれぐらいされてきたのかということで見ても、それほどやられてないと思います。
そういう意味で、幅広く
検査と言われますが、実際には広めの
検査はそれほどされていないと思いますし、そこを大いに広げていただきたいのですが、最後におっしゃったように、多くの無
症状の方を対象とする
検査をすることになったら、それだけたくさんの資源が要るというところがネックになって、なかなか
早期発見ができないと思います。そういう中で、
先ほど申し上げた学校で
感染者が一人でもあったら幅広く
検査するということを徹底されているのかを再度伺います。
◎
市川 健康医療福祉部長 せんだって
オミクロン株が確認されたときに、各
保健所長を交えた会議がありまして、その際にもそういった調査のお願いをしておりますし、学校においては、
クラスであれば
クラス全体を見た
対応をお願いしております。今、
感染が
拡大している中で、実際にはどういう
状況になっているのか、個別の事例までは把握はできていませんが、ある事例によりますと、全体の
検査をする前に、
保護者が既に
医療機関に行っておられる
ケースもありますので、現場の
状況を確認してまいりたいと思います。
◆
奥村芳正 委員 滋賀県も例外なく第6波が来ているということは、毎日の報道を通じて認識しているのですが、今回の
オミクロン株に関しては、重症化する患者は少ないです。一旦かかった方が完治するまで、どれぐらいの
入院期間が設定されているのでしょうか。
濃厚接触者の
待機期間が14日間とされていることに対し、昨日
全国知事会から見直してはどうかという
意見書が出されたみたいですけれども、これについて、14日間という
待機期間を設けるのではなく、例えば自宅で1週間の待機とするなど、安心して恐れるようなシステムを、他県にはない例として
滋賀県独自でつくろうという思いがあるのでしょうか。
それと、我々は3回
目接種に関して
ファイザー社製か
モデルナ社製かで迷っておられる方の相談をよく受けるのですが、そういったときの対処として、どこかに問い合せたら、
ファイザー社製はここの会場、
モデルナ社製はここの会場というように、会場に行ってから迷うのではなく、あらかじめどちらの
ワクチンを
接種するのかを決めてから行けるような
体制づくりというのは、各
市町に提示して取り組むように徹底されているのでしょうか。第6波については今までとは違った
対応で臨むほうが、期間的なことに関しても、
効率性に関しても、時間的なことに関しても短縮できるというようなことも連日報道されていると思います。急激に
拡大する分、
ピークアウトも早いのではないかという報道もあります。第6波はちょっと違うという安心を
県民の
皆さんに訴えるような施策が必要ではないかと、連日の報道を見て感じているのですが、その
あたりはどのような
対策を取ろうとされているのか、お聞かせください。
◎角野
健康医療福祉部理事 退院基準や
濃厚接触者の
観察期間については、一定、国が基準を示しておりますので、それに従っていくということになります。ただ、
沖縄県の例を見ておりますと、従来の株では
ウイルスの
排出期間が比較的長い、あるいは
感染してから発症までの
潜伏期間が最大2週間ぐらいであったという話でしたが、今回の
オミクロン株は、まず
潜伏期間が比較的短く、
観察期間が短くて済むということです。
それから、
ウイルスの排出についても、軽快してから比較的早く外に、要は人にうつさなくなるという知見も今得られておりますので、それに基づいて我々としても
観察期間を短くという方向で準備はしていきたいと思っております。
また、
ピークアウトの時期については、諸外国の
先進事例を見ますと、早いところでは波が始まってから収まるまでが1.5か月です。確かに従来より短くなる傾向がありまして、今回もそうなるのかなと思います。
対策としてはできれば
ピークをできるだけ低くして、多少時間がかかっても社会への負荷を少なくするために
ピークは低く、そしてやや長くという思いがありますが、実際には今の
感染の
拡大状況や
感染力の強さを思えば、少々のことで抑えきれるものではなくて、今、
委員がおっしゃられましたように、比較的早い段階で
ピークアウトしてしまうのではないかなと思っております。
それだけに高い
ピークに対する備えはしっかりする必要があると思っております。
◎
三井 ワクチン接種推進室長 ファイザー社製ワクチン、
モデルナ社製ワクチンで迷った場合の
対応等についてです。交互
接種した場合の具体的な情報や
データがしっかりあるわけではありませんが、少しずつ集まってきている
状況です。3回
目接種に当たって、例えば
チラシ等での発信がまだできておりませんので、そういった情報が取りまとめられましたら、できるだけ早く
県民に発信、周知していけるように考えているところです。あと、
専門相談窓口も設けておりますので、窓口での
対応も可能なように
情報等を用意したいと思っております。
また、
市町での迷わない
対応ということです。現在、
市町で
接種体制を組んでいただいているのですが、来週、
市町との
担当者会議を予定しておりますので、その中で
関係者が情報を共有して、迷われることがないようにしっかり
対応していけるように考えているところです。
◆
奥村芳正 委員 急激な
拡大が既に始まっていますけれども、できる限り
県民が安心してこの第6波に備えることができますように、よろしくお願いしておきます。
◆
山本正 委員 今まさに
感染急
拡大の時期ということで、
社会インフラをどのように維持していくのかということや、多くの
社会活動が停止することが懸念される中、そういった視点から幾つかお聞きします。
1点目に、「今こそ
滋賀を旅しよう!」が明日から始まると聞いています。必要な施策であると思いますが、
感染急
拡大の時期と重なってしまいますので、これをどのように考えておられるのかお伺いします。
それから、第5波のときにも幾つかありましたし、これまでの
沖縄県の様子を見ていると、
医療施設や
放課後児童クラブ、
保育所、病院において、
感染急
拡大によって
濃厚接触者が増えて、それぞれの
マンパワーが不足していくということが考えられます。
先ほど理事が、
沖縄県の病院では、毎日のように
検査をして乗り切っていることもあるとおっしゃいましたが、
放課後児童クラブや
保育所、
警察といったところはどのように考えておられるのでしょうか。
それと、
警察に関して1点気になることが先日分かりました。
留置場に入所している方々に対する
検査についてですが、
検査キットがなく、何とかして150個ほど手に入れられて、10
施設に配って
検査されたらしいですけれども、圧倒的に足らずにほとんどは聞き取りだけで終わっているようです。こういったことから、
オミクロン株の爆発的な
感染ということを考えると、今後、
職員に
クラスターでも起きたら大変ですので、何とかこういったことも含めて、この
放課後児童クラブや
保育所、
警察、病院それぞれにおいて乗り切っていかなくてはいけないのですが、そのことについてもお伺いしたいと思います。
◎
市川 健康医療福祉部長 まず、第5波での
医療施設の話は、
先ほど理事からお答えさせていただきましたので、
放課後児童クラブやその他
社会福祉関係の
エッセンシャルワーカーの関係についてお答えします。
昨日、
医療関係者の
濃厚接触者に対する
対応について国から通知が出ましたが、これは
医療施設といいましても本当に
医療のコアで関わっていただいている
皆さんに対する特例的な
対応として発出されたものです。
我々としては前回の
委員会でも御
指摘いただいたように、
放課後児童クラブやいろいろなところで
感染が急
拡大したときの最初の
対応として、
事業継続の
体制をどう取っていただくかという、
注意喚起の案内というのを事前にやっておりました。
先ほどの
黄野瀬委員への答弁とも重なりますが、
検査の仕方については、一斉
検査をどうするとか、
イベントベースサーベイランスもなかなか十分な周知ができていないという話もありましたが、改めて周知も行っておりますし、早めの
検査の
対応といったことでも
対応もしてまいります。あと、休業されたときの
対応についても前回の教訓を生かしましてしっかり
対応してまいりたいと思います。
◎吉田
防災危機管理局副局長 「今こそ
滋賀を旅しよう!」については、
商工観光労働部の
事業ですので、
知事公室としてどのように受け止めているかということを含めて、少し推測の部分を混ぜてしゃべらせていただきます。まず、現在の
滋賀県の
考え方としては、
ワクチンも一定打っていただいている、それからこうして不安に応えるような
無料検査の
体制もできつつある、その上でそれぞれの方の
対策もしっかり取っていただいた上で、その準備していた
事業を、まずは始めていこうということだと聞いています。
今後、
感染がさらに
拡大していく中では、一旦止めるとかそうした判断ももちろん出てくるということになると思いますが、そうした
対策を取った上でやはり社会と
感染拡大への
対策を両立させていくという趣旨でまずは始めるということだと理解しています。
◎切手
医療政策課長 第5波の終わりに県警から私宛てに相談をいただきまして、実際に
留置場等での
感染対策を
警察でも準備しているということをお聞きしています。
その中で、
委員が御
指摘のような
検査キットの不足については、現時点で私たちも十分に把握しておりませんが、実際、第6波と第5波は
感染状況が違いますので、一度県警にも伺いながら
対応したいと思います。また複数の
留置場があると聞いておりますので、どこでどのように
検査をするとか、どこで
感染の疑いのある方を診ていくのかとか、
感染者が出た場合の
対応等について、もう一度、しっかりと話を聞いて
対応したいと考えております。
◆
山本正 委員 警察職員の安全といいますか、
社会インフラの維持という観点でぜひお願いいたします。150個を手に入れられて10
施設に配ったという話も、寄附でようやく手に入れたということでしたので、その点も考慮していただきたいと思います。
先日、
知事会から
濃厚接触者の
隔離期間の見直しの要望を国に出したことに対して、国で検討が始まったということが今朝のニュースで流れていましたが、この
オミクロン株は諸外国で先例があって、アメリカのCDCによりますと、
潜伏期間は3日間であるとか分かっていることもあります。そして、例えば2回
ワクチン接種をしていれば、
濃厚接触者になったとしても
隔離期間はゼロという国がイギリスやフランスを初め何か国もあるということも聞いております。
恐らくその諸外国が日本とは比べものにならないくらい爆発的に
感染者が増えたからこその
対応だとは思いますが、そういったことも踏まえた
対策を取っていただきますようお願いします。何しろ多くの
社会活動が停止することを懸念しているわけです。
先ほどお答えがありましたように、場合によっては「今こそ
滋賀を旅しよう!」を停止することもあるかもしれないということですが、今まさにそのときだと思いますので、
危機管理という意味でもしっかりと話し合っていただいて、何日間か様子を見るという
対応をされるべきだと思いますので、その点、お願いいたします。
◆本田秀樹
委員 大橋委員に関連して、
PCR等検査無料化事業について、
先ほど湖北のほうが少ないという答弁をいただきました。彦根市や犬上郡、愛知郡は
検査場が全くないということですけれども、今どういう
状況で動いているのか教えていただきたいです。
次に、各
検査場のキットについて、どの場所にどれだけの数が送られているのでしょうか。
先ほど吉田副局長から1,450件のうち
陽性が6件あったということですけれども、全体として今後どのような見込みがあるのでしょうか。
それと3点目に、要請の期間が令和3年12月29日から令和4年1月31日までになっており、
状況によってはこれが変わるというようなことがホームページに載っていたと思いますが、今後
拡大してきた場合にどのように延長するのか、その辺の
考え方を詳しく教えていただきたいと思います。
◎吉田
防災危機管理局副局長
先ほども言及させていただきましたように彦根市についてもないということで、我々も偏在といいますか意識しておりまして、新しく入っていただくところには特にエリアでないところに何とかという話も含めてさせていただいています。
いつということは言いにくいのですけれども、近いうちに彦根市におきましても開いていただけるめどがついておりますので、さらに拡充していけないかということで今頑張っているところです。
どこでどの程度のキットかということですが、個々の店の備蓄というのはそれぞれの店の能力にもよると考えています。全てがどこで幾つということではないのですけれども、それぞれのお店の
対応能力によって大体1日に10件から多いところで30件、40件ぐらい
検査をしていただいている
状況です。各
事業者に聞いておりますと、基本的にはその日の
対応に必要な分のキットは確保できており、
先ほども言いましたが一時的に足りなくなるような事態が出るかもしれないけれども、近くから融通してカバーできるので大丈夫だということで聞いておりまして、そうした形で各
事業者には
対応いただくということで考えています。
それから、
先ほど1,450件の中で
陽性が6件ありましたということを申し上げたと思います。率にすると0.4%ぐらいになりますが、基本的に無
症状の方が限定という形ですので、これが今後どうなるかという見込みは特に何も持っていません。ただ、少なくとも大事なことは、
陽性という判定が出た場合に確実に
医療につなぐということだと思いますので、そこをしっかり各
事業者にも徹底してつないでいただくようなことで動いていただこうということでやっています。
◆本田秀樹
委員 要請の期間がホームページで12月29日から1月31日までになっています。今後の
考え方として、今
感染が
拡大しているのでこれを延長するのかどうするのか、その
考え方をもう一度お聞きしたいと思います。
◎吉田
防災危機管理局副局長 現時点でこれを延長するのか1月31日で終わるのかという答えを持っているわけではありません。ただ、この
事業はそもそも
感染拡大期の不安な方に応えてという形で国がスキームとして立ち上げている
事業になりますので、
感染が一定収まってくれば、もちろん一旦終了という形もあり得ますが、1月31日の時点といいますか、それ以前の段階で、収束の気配が見えないような中では、延長することになろうと考えています。
◆
黄野瀬明子 委員 PCR検査のキットが足りないということについて、徐々に確保しつつあるという報告もありますが、
健康医療福祉部が所管する、例えば
イベントベースサーベイランスなどのいろいろな
事業でもキットが必要だと思います。それはそれで大事ですが、毎週本部員会議をされている中で他部局の
事業でキットが足りない一方、今そちらにはたくさんあるということを共有して融通をきかすというようなことをやってほしいと思います。それはできないのか、されているのかというのをお聞きします。もう1点、
山本委員からも出されましたけれども、「今こそ
滋賀を旅しよう!」の再開について、昨日、各議員のところにメールでお知らせがありましたが、テレビでも発表されました。「
滋賀県がこんなときに「今こそ
滋賀を旅しよう!」を再開するのか」「信じられない」という意見がたくさん寄せられています。
感染対策の本部員会議を毎週されていますけれども、そういう中でどういう議論をされたのでしょうか。昨日も新規
感染者数が150人を超えるような急
拡大のときに、「今こそ
滋賀を旅しよう!」を
健康医療福祉部として許すのかと思うのですけれども、どのような意見を述べられて、ゴーサインを出されたのかということを教えてください。
◎吉田
防災危機管理局副局長 1点目についてですが、まず、各
事業者のキットの不足は解消しているという答えをもらっています。
それから、行政が確保しているものから融通するとかそういうことではなくて、それぞれ
事業者が手配されたキット、それから、
検査をされたことに対して1件当たり手数料も含めて補助を出していくというスキームになっておりますので、行政が横から回すとかというのは、基本的にはなじまないと考えています。キットについても、充足されているということで、今後さらに充実させてやっていくと聞いておりますので、そこは大丈夫だと考えています。
◎
市川 健康医療福祉部長 吉田副局長が答えたとおりですが、我々としましては役割を分けて
対応しておりますので、
PCR検査でやっておられるところと、抗原
検査キットでやっておられるところがあると承知しています。
それぞれのところで抗原
検査キットが確保されるように、
事業者に
対応した国のスキームが出来上がっています。今回は本当に一時的なものだと思いますので、その
あたりの推移を見守りながら、必要な
対応があれば検討してまいりたいと思います。
◎東
知事公室長 「今こそ
滋賀を旅しよう!」の件ですけれども、先週末に行われた本部員会議の際の
状況は、
感染レベル2に引き上げたタイミングであり、社会経済活動と
感染対策をしっかり両立させて進めていこうということでした。今、
検査パッケージの取組も進めているところであり、隣接府県をまたがる形での
対応はやめて、
県民限定でという形で進めるということで、その段階におきましてはその方針で進めていこうという判断になったところです。ただ、
感染状況が変わってきていますので、その
状況を踏まえて今後どうしていくかということにつきましては、改めて協議を進めていく必要があると考えています。
◆
黄野瀬明子 委員 1週間ごとに本部員会議をやっておられるので、少しタイムラグがあると思います。
拡大のスピードが本当に速い中、昨日発表があってちょっとびっくりしたのですけれども、こんなときにということで
滋賀県庁の感覚を疑ってしまいます。本部員会議も1週間に1回のペースでするのではなく、その都度、お互い何か確認するということにしてはどうかと思います。こうした現状を福祉サイドとして許していいのかと思いますので、その点を伺います。それから、
検査については、縦割り行政というか、それぞれの趣旨も違うということですけれども、
PCR等検査無料化事業は、
市場原理に任せて、3,000円の手数料を付けてやってもらうということなので、どこまで行っても必要な
検査ということでの
対応ではありません。それはそれで大事ですけれども、
市場原理に任せてやっていてはなかなか間尺に合わないと思いますので、その点も改善を求めたいと思います。1点目だけお答えをいただきたいと思います。
◎
市川 健康医療福祉部長 昨日の報道にもございましたように、
ワクチン検査パッケージを有効に活用して「今こそ
滋賀を旅しよう!」を実施していくという説明があったかと思いますが、そもそも
ワクチン検査パッケージ自身の目的は
感染拡大期に備えてやっていこうということで、その
考え方にのっとった判断だと考えています。今後、
感染が
拡大した場合は、本部員会議等で
社会活動の維持などの面を総合的に検討しながら
対応していくものと考えております。
◆
黄野瀬明子 委員 昨日の発表時点で、何でこんなときにと思いましたので、今後の様子を見てということではなく、すぐにやめるという
対応をしてほしいと思います。
休憩宣告 14時11分
再開宣告 14時12分
2
滋賀県地域防災計画(修正案)について
(1)
当局説明 野瀬
防災危機管理局防災対策室長
(2)質疑、
意見等
◆
大橋通伸 委員 3点お願いします。最初に2ページの「④広域避難に関する事項」ですが、広域とは何を指すのか教えてください。
次に「⑧雪害
対策に係る連携強化」について、国の方針が変更されたということですが、どう変更されたのか教えてください。
最後に3ページの「⑪死者、安否不明者等の氏名等公表」について、非公表だったものが公表に変わったと理解したのですが、確認させてください。
◎野瀬
防災危機管理局防災対策室長 まず、「④広域避難に関する事項」についてです。広域避難の
考え方についてですけれども、例えば
市町をまたぐ災害や府県をまたぐ災害のように、その1つの自治体で完結しない広いエリアで災害が起こったときを想定しております。そのときに、災害が発生してからではなく、災害が発生するおそれの段階から、支援等に関する連携協力について自治体間同士で協議ができるということを規定するものでございます。
次に、「⑧雪害
対策に係る連携強化」についてですけれども、
先ほど説明の中にもございましたとおり、もともと国の方針はなるべく通行規制をしないで除雪をするという
考え方でしたが、そうではなくて、なるべく事前に計画的に道路を通行規制して、車両が滞留しないようにすると大きく方針を転換されました。
それから、「⑪死者、安否不明者等の氏名等公表」につきましては、もともと氏名を公表するとかしないとかいうガイドラインがありませんでしたので、非公表だったものを公表するということではなく、きちんとガイドラインを決めておこうというものです。
◆
大橋通伸 委員 1点目だけ確認です。関西広域連合にも寄せていただいたので府県も越えてというのも含まれているのかなと思って尋ねたのですが、今の答弁では
市町を越えてということと府県を越えてと両方とも含まれているとお答えいただきました。では、これまではそういうのはなかったのでしょうすか。ちょっとけげんに思いましたので再度お尋ねします。
◎野瀬
防災危機管理局防災対策室長 広域避難の
考え方はこれまでもございましたが、災害が発生してしまってからではなく、おそれ段階から協議ができるというふうになりました。
閉会宣告 14時23分
県政記者傍聴:中日、NHK、時事通信、京都、朝日、毎日
一般傍聴 :なし...